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ポポロ劇『人魚姫』
2003年1月14日
著者:子桃
イラスト:子桃

◆登場人物◆
* ナルシア *
本編の主人公の人魚役。劇でもピエトロに一目惚れ。
* ピエトロ王子 *
本編の準主人公。○○国の王子役。
* ジルバ姫 *
○○国の隣の××国の姫役。ピエトロ王子の婚約者でもある。
* 海の魔女ギルダ *
ナルシアに黄金の鍵を渡す魔女役。ちょっとだけ重要人物
* カイ *
黄金の鍵を使ったときの人間の姿役。でもちょっとしか出ない。
* パウロ *
○○国の王様。
* サニア *
○○国の王妃様。
* メディア *
ナルシアの母親。
* レオナ *
ナレーション役。

* ドン:ゴン *
いろいろなところに現れる兵士役

◆作品構成◆
プロローグ、第1話、あとがき

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ポポロ劇『人魚姫』〜プロローグ〜
2003年1月14日
著者:子桃
イラスト:子桃

  **楽屋裏**
  今日の劇ってなんだっけ〜?
  『人魚姫』よ。
  そういえば、まだ役決めてなかったな・・じゃあ今、決めよう!
  なら、くじ引きで決めたらどうだ?
  レオナさん、グッドアイディア!!
  じゃあ、それで決めましょう!
  くじ引き作ったよ!まずレオナさんから・・
  ああ。・・・・・・引いたぞ。
  次は私ね。・・・・・・・引いたわ。
  次は私・・・・引いたわ!
  最後は僕・・・よし、じゃあ、順番に引いた紙に書いてある役を言ってって。
  私は・・ナレーションだ。
  やったぁ!!私は××国のお姫様よっ!!
  私は・・人魚役だわ!
  なんですってぇー!!ナルシアが!?人魚役ぅ!!?(ふぅ・・)ま、まぁいいわ。
  じゃあ、最後は僕だね・・僕は・・・○○国の王子役。あと、ほかの人たちはみんなもう決まっているから
  ほかの人たちって、わき役のこと?
  うん、母上とかギルダさんとか・・あと、わざわざメディア様まで呼んだよ。
  ふ〜ん・・・じゃあ、始めましょ☆


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ポポロ劇『人魚姫』〜第1話〜
2003年1月14日
著者:子桃
イラスト:子桃

  【音】ブー―――――ッ(上映の始まる音)
では、これからポポロ劇が始めます。
昔々、青く透き通るような美しい海の底に大きなお城がありました。
そのお城には人魚の親子が住んでいました。
  今日は私の誕生日・・・
今日は人魚のナルシアの誕生日です。
人魚は16歳にならないと人間の住む陸の世界には行ってはいけませんでした。
そして、ナルシアは16歳になりました。
  これで私も陸の世界にいけるのね・・!
(そういえば、私、妖精なのに海にいて平気なのかしら)
では、お母様、行ってまいります!
ナルシアは母親のメディアに言いました。
  今日は海の住人を呼んで、パーティーを開きます。
ですから早めに帰ってくるのですよ。
  分かりました!
ナルシアは嬉しそうに海の上の陸に泳いで向かいました。
ナルシアが海の上に頭を出すと、ちょうどお日様が沈んだ後でした。
見ると,向こうに大きな船がありました。
さらにその船の向こうにはおおきな花火が綺麗に上がっていました。
  きゃっ!
ナルシアは当然、花火を見たことがなかったのでびっくりして、海に潜りました。
そのとき、ナルシアは船の上に王子がのっているのを見ました。
今日は王子の誕生日で、船に乗って誕生パーティーをしていました。
今日はナルシアの誕生日でもあり、王子の誕生日でもありました。
でもナルシアは花火を見たときに一瞬見えたその王子が気になって、すぐに水面から顔を出しました。
 
ピエトロ王子!15歳のお誕生日おめでとうございます!(そういえば今日は本当に王子の誕生日だったなぁ・・
  ありがとう!(ぁぁ・・早く終わらないかなぁ
  さぁ、今日はパーティーじゃ!酒を持ってくるのじゃ!ピエトロももちろん飲むじゃろ?
  あなた!ピエトロはまだ未成年なのですよ!お酒は飲ませちゃいけません!
  ふふっ楽しそう。(あのピエトロという王子様・・私の好みだわ♪)ピエトロ王子・・なんて優しそうに微笑むのかしら。
ナルシアはしだいにまわりの景色よりもピエトロ王子から目が離せなくなりました。
やがて、夜が更けてきました。
すると、黒い雲が月を隠し、稲妻が光りました。
さっきまで綺麗だった空がみるみる姿を変えていきました。
嵐が来たのです!
海が大波を上げ、ピエトロ王子の乗っている船を飲み込みました。
  大変!!ピエトロ王子っ!!どこ!?どこにいるの!?(ぁぁ・・行くのが大変だわ
ナルシアは必死に流れてくる船の破片をよけながらピエトロ王子を探しました。
ナルシアが必死に探していると人影が見えました。
ナルシアは流されながらもやっとの思いで、王子の所まで泳いで近寄りました。
  あっ!!いた!ピエトロ王子ー!!(すごい演技力・・まるでホントに死んでるみたい
  ・・・・・・・・・・(死
  (キャアァァアア!!!ホントに死んでるぅ!!・・と、とにかく演技演技!!)ピエトロ王子!!
ナルシアは気を失っている王子を抱えて浜辺まで泳いでいきました。
やがて、荒らしは去りました。
  (とりあえず、息は吹き返したみたい・・)もう大丈夫ね。
  ・・・・・・・!(ホントに死ぬかと思った・・
ナルシアが安心してピエトロ王子の顔を覗きこみました。
すると、ピエトロ王子は目を覚ましました。
  君は・・・?君が僕を助けてくれたのかい?ありがとう!
王子はナルシアにお礼を言うとまた眠りにつきました。
  (ありゃ・・ほんとに寝てるわ
ナルシアが王子を見てると向こうからポニーテールの女の子が走ってきました。
ナルシアは慌てて岩陰に隠れました。
  !ピエトロ!!大変だわ!!(チャーンス!!ナルシア、いい気味だわ!
その女の子はピエトロ王子を見つけると慌てて、他の人を呼びに行きました。
そして、王子は女の子が呼んできた人たちにお城へと運ばれていきました。
  (ムッキイィィィー―――!!!!!ジルバアァァー――!!!!
 
*      *       *       *
それから、ナルシアはピエトロ王子の事が忘れられませんでした。
  ピエトロ王子に会いたい・・・でもどうすれば・・・
ナルシアが考えていると魔女のことを思い出しました。
  そうだわ!ギルダ姉さんにたのんでみよっと!
ナルシアはそういって、魔女の家に泳いでいきました。
  あの〜!ギルダ姉さん〜?
  なんだい、ナルシア。めったに来ないおまえが自分から来るなんて・・?
  あの・・お願いがあるの。
ナルシアはびくびくしながらギルダに話し掛けました。
  ・・分かってるさ、お前はあの人間が好きなのだろう。
そのために人間になりたいと・・・出来ない事もないが・・・・
  お願い!どうしてもピエトロ王子に会いたいの!
  ・・・・お前を人間に変えてやることはできる・・だが、そのかわりお前は声を失う事になるんだ。・・それでもいいのか?
  ・・・それでもいいわ!
ナルシアはぎルダに大きな声で言いました。
  ならば、いいだろう。この黄金の鍵を使えば人間になれる。
ギルダはナルシアにそういって、黄金の鍵を渡しました。
  (えっと〜)黄金の鍵っ!!!
ナルシアは大きな声で言いました。
すると、ナルシアは黒い髪のポニーテールの女の子になりました。
  その姿の時は・・そうさねぇ・・『カイ』と名乗るんだ。
そうギルダが言うと、カイはだんだん気が遠くなってきて、そのまま気を失ってしまいました。
カイが目を覚ますと、浜辺の上にピンクのドレスを着て、倒れていました。
  『ここは・・・』
すると、前からおなじポニーテールの女の子が歩いてきました。
その女の子はあの時ピエトロ王子を連れて行ったジルバ姫でした。
  ん!?あー!!ちょっと!あんた!!私とキャラかぶっちゃうじゃないのー!!
と、いきなり叫んできました。
  『なんですってー!!あんたのほうが私をパクったんじゃないの!!』
カイも負けずに叫びましたが声が出ないので、ダメでした。
  『しょうがないわね〜黄金の鍵っ!!』
と、カイは黄金の鍵を使って、ナルシアのときの姿に足をつけた姿になりました。
  キャーー!な、なんなのこの子!(いつ見てもびっくりするわぁ・・)・・・もぅいいわ・・
ジルバ姫はそう言い残して、その場を去りました。
ナルシアが下を見ると、やはり尾ひれではなく2本の足でした。
  『私・・こんどこそ人間になれたのね・・・』
ナルシアが感激していると、向こうから、ピエトロ王子が歩いてきました。
  あなたは・・?いったいどうしたんですか?
  『ピエトロ王子!あなたに会いに来たんです!』
ナルシアは王子に言いましたが口をパクパクしているだけで、声になりませんでした。
ピエトロ王子はナルシアを気に入って、お城に連れて行きました。
  あれ?ピエトロ王子、その子は・・?あ〜!もしかして・・
  ちっ違うよ!!(劇でも同じなのか・・
  『//////』
  んなわけないだろ〜いくらなんでも王子が・・
  いっ行こう!
ピエトロ王子はナルシアを連れて、部屋に行きました。
  そういえば君の名前は?
  『ナルシアです。』
ナルシアはそういいましたがやはり声が出ないので、紙に書きました。
  ナルシアっていうんだ!いい名前だね!
そのあと、ピエトロ王子はナルシアをいろいろな所に連れて行きました。
  『人間になってよかった・・・』
ナルシアは幸せに暮らしていましたが、ある時ピエトロ王子に結婚の話が持ち上がりました。
その結婚の相手は、美しいと評判の隣の国のジルバ姫でした。
姫は立派な姫になるために王妃様に訓練を受けていました。
そして、ピエトロ王子はナルシアを連れて、隣の国の××国に行きました。
すると
  あ!ピエトロッ!!きゃ〜〜ん☆私に会いに来てくれたのね〜☆☆
ジルバ姫が出てきました。
ピエトロ王子は姫を見たとたん、こう言いました。
  あー!あなたです!僕を助けてくれたのは!(うっ・・ジルバ・・
ピエトロ王子はすっかり、あの時来た、女の子が自分を助けたのだと勘違いしていました。
ナルシアはとっても悲しくなりました。
そして、王子と姫は結婚する事になりました。
また、船の上で婚約祝いパーティーが開かれました。
ピエトロ王子とジルバ姫は楽しそうにしています。
  (ふっざまあみろだわ
ジルバ姫はナルシアの方を向いてそう言いました。
  『くやし〜〜〜!!!!』
ナルシアは怒りをこらえながら浜辺で海を眺めていると、一通の赤い手紙が海の向こうからすごいスピードで飛んできました。
  『あら?赤い手紙が・・・これってもしかして・・・!!』
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 ナルシア!!
 勝手に人間になるなんてなんてことです!!
 今日の誕生パーティーは中止です!!
 しばらく人間の世界で反省しなさい!!
 〜メディア
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ナルシアが手紙を開けるといきなりメディアのでかい声で手紙の内容が聞こえてきました。
  や、やっぱり吼えメールだったわ・・(ハ○ーポ○ター!?)あ!そうこうしてるうちに婚約パーティーが終わってる!
ナルシアがびっくりしていると、吼えメールから、ふつうの手紙が落ちました。
  も〜こ〜なったら結婚するぎりぎりまで邪魔してやるんだからぁ!!
・・・ってあれ?声・・・出てる??あ・・・手紙がもうひとつ・・
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 PS.
 このメールに声が出る魔法を掛けておきました。
 せめてもの誕生日プレゼントです。
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  お母様・・・(感激)よ〜し・・ぜったい結婚なんてさせないわ!ピエトロ王子は私のモノなんだから!!
ナルシアはそういってお城の方に歩いて行きました。
こうしてナルシアのピエジルの結婚、妨害作戦が始まったとさ♪
〜END


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ポポロ劇『人魚姫』〜あとがきらしきもの〜
2003年1月14日
著者:子桃
イラスト:子桃

  あ〜やっと終わったわぁ・・・
  気に入らないわ!!なんで、ナルシアのほうが出番が多いのよーーーーッッ!!!!
  そんなの決まってるじゃない♪私は主人公なのよ♪
  何ですってぇーーーッ!!!ふん、まあいいわ!私はピエトロの婚約者なんだから!ネェ――ッ!ピ・エ・ト・ロ・!!
  え・・ぇえーーーーっ!!!だってそれは劇の中の話で・・・・
  ピ・エ・ト・ロ!!!!
  え・・う〜〜〜〜ん・・
  そんなぁ!!ピエトロひどい!!
  いや、そういうわけでもなくて・・
  じゃあ、どういう意味!!?
  答えて、ピエトロ!!!
  ぅ〜〜〜〜〜〜・・・・
(あは・・あはははは・・・)お見苦しいところを・・・
次回、〜ポポロ劇『ナル雪姫』〜をお楽しみに!!
  え?次回なんてあるの?
  ってぇー!!なんでまたナルシアが主人公なのよーっ!!!
  私はみんなの人気者♪
  キィー――――ッッ!!!
このあと、夜中までケンカが続いたとさ♪
こんどこそホントのE・N・D♪


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